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(日経ビジネス Priv.プライヴ 2015年 秋号より転載)

あなたのドライブ・テクニック、アップデートが必要です
運転を変えれば人生が変わる!

気が付けば運転免許を取得して数10年。あなたは的確な運転ができる、スマートなドライバーといえるだろうか?ハイブリッドカーや電気自動車が普及しカーナビも進化するなど、カーライフをとりまく変化は目まぐるしい。そうしたなか、クルマとの付き合い方を、いまあらためて見直してみるのも悪くない。最新の運転スタイルや車種の情報を知って、ドライブの楽しみを取り戻してみよう。

ご協力いただいた方

モータージャーナリスト
飯田裕子さん

自動車メーカー勤務の後、モータージャーナリストに。CAR&LIFEをテーマに幅広く活動、エコ&セーフティの啓蒙にも力を注ぐ。日本自動車ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

日の丸自動車学校 営業課長 広報
島田信人さん

25歳で日の丸自動車学校に入所。最初は教官職を務め、のちに二輪、四輪ともに検定委員の資格を取得する。生徒自身がやる気を出せるように励ましながらの指導スタイルがモットー。現在は広報も務めている。

モータージャーナリスト
石井昌道さん

自動車専門誌の編集を経てモータージャーナリストへ。ワンメイク・レース等への参戦も豊富。エコドライブの研究・普及を精力的に行う。日本自動車ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

part 1. あなたの運転はもう古い!?

1-1 教習所の指導今昔

ドライバーにとって大きな出来事は、1991年創設のオートマチック(AT)限定免許だろう。「日の丸自動車では創設当初はAT限定免許取得者が全体の約30%でしたが、現在ではそれが70%に拡大。今年はさらに73%程度に増える見通し」(日の丸自動車学校・島田さん)。

モータージャーナリストの石井さんによれば、日本におけるマニュアル(MT)車の普及率は10%以下。AT車の普及が極端に高い傾向は、日本とアメリカに顕著にみられるそうだ。「フェラーリなど特別なスポーツカーにも、ハンドルにAT装置を組み込んだパドルシフトが増えています」(モータージャーナリスト・飯田さん)。

また、20年前とは操作に関する常識も変化している。たとえばハンドルの持ち方。「かつては10時10分の位置でハンドルを保持するのが常識とされてきたが、9時15分の位置が理想的」(飯田さん、石井さん、島田さん)。

これは、もっとも大きく的確にハンドルを切ることができる持ち方。さらに、ポンピングブレーキも現在では指導していない。「ブレーキ性能の向上によりあまり必要がなくなった」(石井さん)。

飯田さんもABS(アンチロックブレーキシステム)の普及が背景にあると語る。

1-2 安全装置の最新事情

「AT車はシフトチェンジを機械が行い、運転者の操作の負担を減らしてくれるものだが、この機能も年々非常に進歩しています」(石井さん)。

我々が気付いていないだけで、クルマは路面の状況を理解しており、それがシフトチェンジのタイミングに適宜反映されている。「上り坂でも特別な状況でなければ、現在のクルマはドライバーがシフトダウンせず、クルマ任せで問題ありません」(石井さん)。

また、安全性を高める技術も大きく進化。「最新のクルーズコントロール機能に付随して、車線の逸脱を防止するシステムを追加、採用するメーカーが増えています。これら現在の自動車技術は、ある意味で自動運転の領域に入りつつあります」(飯田さん)。

急速に普及しているのが、障害物を検知する衝突防止装置システム。「事故の9割はドライバーのミスによるもの。それだけに、導入で事故率は大幅に下がります。システムにより精度の差はありますが、多くの新車に付いていて、今後の2、3年で一般車にも普及が進むでしょう」(石井さん)。

1-3 最新機能で高速走行が楽に

衝突防止装置に加え、一定速度を保つクルーズコントロール機能がある。「従来は速度を保つだけでしたが、最新型では時速80kmに設定していて、先行車が70kmに減速するとこちらもそれに合わせてくれる。さらに前が80kmに戻ると、こちらも同様に加速するという機能に進化しています」(石井さん)。

クルーズコントロールの進化により、高速道路走行での負担は非常に減少した。その一方で、石井さんは注意を促す。「運転中、人間は認知、判断、操作を繰り返し行っています。機械は気を抜かず、常に監視が可能。だが機械を過信してはいけません。危険時に機械もクルマを止められますが、そこをクルマ任せにしてはダメ。危険が迫ったときに運転者に気付かせるのが、本来の安全機能の目的です」。安全装備はあくまで補助にすぎないのだ。

Aha! ペーパードライバー教習で自信を取り戻す
免許は持っているが長く運転していない方や、いまも運転に不安の残る方は少なくない。日の丸自動車学校では、そうした方のためのペーパードライバー教習を行っている。随時変わっていく道路環境、道路交通法、車の性能などについて学び、ぜひ自信を蘇らせてほしい。4時限で教習料金は\37,600(入学金込み)。
問い合わせ 0120-333-661
part 2. 上級ドライバーと呼ばれたい
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