地域に根ざし、地域を変える原動力にも

アートと地域のかかわりが色濃い瀬戸内国際芸術祭。芸術祭が契機となって、男木島では、休校中の学校が再開するなど、一過性ではなく、活動が地域に根差していっている。2015年10月には、これらの活動が評価され、第1回「ジャパン・ツーリズム・アワード」において、国内外からの多数の応募の中から瀬戸内国際芸術祭実行委員会の「瀬戸内国際芸術祭の開催による地域再生の取組」が、最優秀賞である「大賞」を受賞してもいる。

瀬戸内国際芸術祭を訪れると、ボランティアや地域の人が作品の制作、清掃、受付、説明や案内までしてくれたりする。いろいろな場面で地域の人々の作品への愛情や誇りを感じるに違いない。

3年に一度の芸術祭は、回を重ねてますます活き活きと輝きを増してきているようだ。

瀬戸内国際芸術祭2016 http://setouchi-artfest.jp

■会期情報
瀬戸内国際芸術祭はトリエンナーレ、つまり3年に一度開催される方式で、2016年は第3回目となる。2016年の開催期間は、春、夏、秋に分かれて合計108日間。春会期だけでも、25万4千人余りが来場をし、うち海外からの来場者も1割を超える。夏会期は7月18日(月・海の日)から始まり9月4日(日)まで。秋会期は10月8日(土)から11月6日(日)まで。

Text
:by 小野アムスデン道子

小野アムスデン道子(おのアムスデンみちこ)

ロンリープラネット日本語版の立ち上げから編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。日本旅行作家協会会員。

1  2  3