ユニークな芸術祭のテーマは「海の復権」

数多くの島影が美しい景観をなす瀬戸内の海。中で本州と四国に囲まれた「備讃瀬戸」の島々で、数多くのアーティストが作品を幅広く展開するのが「瀬戸内国際芸術祭」。香川県の高松港や岡山県の宇部港などからフェリーに乗って会場を回る。島から島へ渡る海風が心地よい。それぞれの島の素朴な暮らしと斬新なアートがもたらすコントラストや共鳴を見て、感じるのが楽しいアート・フェスティバルだ。

テーマは「海の復権」。瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海がすべての地球の『希望の海』となることを目指すという壮大なもので、国内外から注目を集める。

瀬戸内国際芸術祭のユニークなのは、まず、会場が瀬戸内海の島々を中心に広範囲であることで、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春会期)、本島(秋会期)、高見島(秋会期)、粟島(秋会期)、伊吹島(秋会期)、高松港周辺、宇野港周辺。

作品が、美術という領域を超えるような「食」のプロジェクトや、地域の祭りの獅子舞から演劇やパフォーマンスまで、一般の方の参加型イベントも多く、実にユニークで幅広いこと。そして、島の人々が係わり合い、恊働することで、まさに瀬戸内国際芸術祭でしかなしえられない作品が出来上がるのだ。

アートのみならず食や宿泊も参加
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