Living with photography - 写真のある暮らし

マナーハウスに住むように

Temple Guiting manor and barns(Shropshire, Gloucestershire)
テンプル・ガイティング・マナー&バーンズ (イギリス、グロスターシア)

イギリスで一番人気のカントリーサイド、コッツウォルズ地方に15世紀からあるマナーハウスの庭。実はここ、美しい宿根草とハーブに囲まれた14.5エーカーの庭付き、ラグジャリー・セルフ・ケータリング・ハウスといわれる高級貸別荘である。滞在中のビスポーク(お誂え)も売り文句。キッチン付きで、自炊も可能だが、コックやパティシエのケータリングを頼んだり、ビューティ・セラピストやヨガ、テニスのコーチも手配できる。館と庭のすべてをひとつの家族やグループで貸し切りにすることができるので、オリジナルのウエディングや誕生日のパーティーをしたあと、そのまま数日、ゲストと泊まることも可能だ。そこで特筆すべきが庭である。チェルシーフラワーショーにおいて、チャールズ皇太子による「ヒーリングガーデン」の展示で、皇太子自らが指名した造園家、ジニー・ブロムのデザインによる「癒やされ、暮らすための庭」のデザインが素晴らしい。最高の状態で維持された庭のあちらこちらに、食事やお酒が楽しめそうな美しいアウトドアリビングルームが用意されている。ほかにガーデン・ジャクジー、テニスコート、プライベートの湖もあり、庭やベッドルームから見える完璧な景色のすべてを、一時でも独占する気分は格別だ。

Text & photography = Keiko Yoshiya

Temple Guiting Manor
Temple Guiting, Gloucestershire, GL54 5RP
http://www.templeguitingmanor.co.uk/

吉谷桂子(よしや けいこ) ガーデンデザイナー
約7年間の英国滞在経験を活かしたガーデンライフを提案。帰国後、ガーデンデザイナーとして東京ミッドタウン「ボタニカ」、箱根「サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム」のガーデンを手がけるなど幅広く活躍。「花に囲まれて暮らす家」(集英社)他著書も多数。2013年より、花がテーマの服飾ブランド「Shade YOSHIYA KEIKO」主宰。
http://shadeyoshiya.com/shadeblog