Living with photography - 写真のある暮らし

イギリスでもっとも美しい個人庭園

WOLLERTON OLD HALL GARDEN(Shropshire, UK)
ウラートン・オールドホール・ガーデン(シュロップシャー、ロンドン)

典型的で、理想的な個人所有のイングリッシュガーデンである。現オーナーのジェンキンズ夫妻が1984年にこの家を購入後、自身のデザインで庭づくりをゼロから開始。30年以上がたった今「イギリスでもっとも美しい個人庭園」と評されている。ガーデン・デザインは「家と庭を美しく調和させる」ことが基本テーマで、この家と庭の象徴ともいえる16世紀のティンバードハウスの母屋を中心に、随所にアーツ&クラフツ様式の構造デザインが施されている。春から秋まで、あふれんばかりに花の咲き乱れるガーデン・ルームズは、約16種類。ガーデン・ルームズとは、イングリッシュガーデン独特のスタイルで、それぞれに違ったテーマで庭を部屋のように区切るスタイルのことだが、それぞれに違ったテーマの色彩計画があり、ホットカラー(赤やオレンジがテーマの庭)やパステルカラーの宿根草(しゅっこんそう)ガーデンなどがある。また、近くにあるデビッド・オースチン・ローズィズから取り寄せたふんだんなイングリッシュローズの庭も圧巻だ。

Text & photography = Keiko Yoshiya

WOLLERTON OLD HALL GARDEN
Wollerton, Market Drayton TF9 3NA
http://www.wollertonoldhallgarden.com/

吉谷桂子(よしや けいこ) ガーデンデザイナー
約7年間の英国滞在経験を活かしたガーデンライフを提案。帰国後、ガーデンデザイナーとして東京ミッドタウン「ボタニカ」、箱根「サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム」のガーデンを手がけるなど幅広く活躍。「花に囲まれて暮らす家」(集英社)他著書も多数。2013年より、花がテーマの服飾ブランド「Shade YOSHIYA KEIKO」主宰。
http://shadeyoshiya.com/shadeblog