"大切な靴を長く履きたい"。
そのためには日々のメンテナンスが大切だ!!

私たちが思っている以上に、日々過酷な条件にさらされているのが靴だ。
それに気づかず、粗末な扱いを続けていると、高価だった靴も、
たちまち消耗品として寿命を終えてしまう。

が、より長く愛着を持って履くように努めるのが賢い大人の選択。
意外と見過ごされがちな靴の手入れについて、専門家に聴いた。

東急目黒線沿い、西小山の商店街のなかに、一軒のシューリペア工房がある。
その名は「靴音」(くつおと)。

代表を務める入田創一郎さんは女性の高級靴から、数百万円のオーダーメイド紳士靴まで、幅広く修理してきた経験豊富な職人だ。靴の構造はもちろん、レザーのケアなどにも熟知している入田さんに、一般的な靴のお手入れについて解説してもらった。

「いい靴は丁寧に手入れをしていれば、半永久的に履くことができます。保湿をしてあげることを忘れず、何足かをローテーションさせるのがベストの方法です。

帰宅したらブラッシングを行い、グローブ(手を入れられる形状磨き布)で磨いてあげるだけでも効果的。グローブの代わりに不要になった靴下やストッキングなどを使っても構いません。

そして、もっとも重要なことは"シューキーパーを入れること"。

磨くときにもそうですが、普段からキーパーを入れて靴をのばしておくことで革が割れたりすることを防ぐことができます。

素材は木やプラスチックのものなどがありますが、木製だと靴の中の汗や水分を吸ってくれてよい状態に保てるのです」

ひと口に木製のシューキーパーといっても、全体が木でできたもののほかに、前半分が木で後ろ半分がバネだけのものなど種類はさまざま。

理想は人の足により近い前者だが、入田さんによれば、後者でも効果は十分得られるそうだ。

メンテナンスの基本「靴の磨き方」
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