Living with photography - 写真のある暮らし

シェーヴルとシュナン・ブランで
初夏の素敵なアペリティフ

シェーヴルチーズはお好きですか?

ミルクを固めて発酵熟成させてつくるナチュラルチーズのなかで、山羊の乳でつくったチーズがシェーヴルチーズ。私の故郷、フランスのロワール地方はシェーヴルチーズの代表的な産地でもあります。春から初夏は、山羊の出産の季節。そして春から初夏の新鮮で柔らかな草を食んだ山羊のミルクは、一年で最もおいしいといわれています。

ロワールを代表するシェーヴルといえば、中央に藁(わら)を一本通した、薪(たきぎ)のようなユニークな形の「サント・モール・ド・トゥーレーヌ」(写真手前)。私が最も愛するチーズのひとつです。シェーヴルのなかでも酸味が穏やかで、クリーミー。シェーヴルは苦手だったけれど、このチーズをきっかけにシェーヴルのファンになるという人もいるほど。

シェーヴルのお伴にアペリティフとしておすすめしたいのが、ロワールを代表する白ブドウ品種であるシュナン・ブランのワイン。これほど初夏にふさわしい素敵な組み合わせのアペリティフはないでしょう。同じシュナン・ブランのスパークリングタイプも好相性です。ちなみに、ロワールの人々が(もちろん私も!)生まれて初めて飲む白ワインがシュナン・ブラン、というほど、この土地に根差したワインでもあります。

初夏に楽しみたいおすすめのシェーヴルチーズ:
写真手前より時計まわりに、ロワールを代表する「サント・モール・ド・トゥーレーヌ」。ポワトゥ地方の「トゥーリコーヌ(※)」、ノルマンディー地方の「トレフル」、ポワトゥ地方の「シャビシュー・デュ・ポワトゥ」/すべてフェルミエ愛宕店 www.fermier.co.jp
※トリコーヌはお取り寄せ商品です。

シェーヴルに合わせたいワイン:
ミネラルと柑橘を感じる黄金色のシュナン・ブラン「モンルイ・シュール・ロワール レ・ショワジール」/木下インターナショナル www.kinoshita-intl.co.jp 
すらりと長いステムが優雅で美しいワイングラス「ピーボ オーソドックス 62987-390」/木村硝子店 www.kimuraglass.co.jp

photography by Miki Mana
text by Toshie Fujino

案内人
ファビアン・ デグレ(Fabien Degoulet)

フランスのル・マン出身。実家はマルシェでチーズ店を営む。2008年、INALCOの日本語専門学校卒業。2008年に来日し、フェルミエに入社。渋谷店勤務、同店店長を経て2014年からフェルミエ商品開発部。2013年6月サントモール ド トゥレーヌ騎士の会 名誉シュヴァリエ。2015年6月モンディアル デュ フロマージュ コンクールで優勝。世界最優秀フロマジェに選ばれる。故郷ロワールのチーズとワインをこよなく愛しながら、日本酒とチーズのペアリングの素晴らしさも発信。


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