Living with photography - 写真のある暮らし

週末に、いいえ毎晩でも!
フロマージュでアペリティフ。

世界各国、さまざまな風土の中で育まれてきた、おいしくも滋養溢れるチーズが今、フーディーズたちを中心に密かなブームだ。自宅で気軽に愉しむ季節のチーズ&ドリンクペアリングを世界最優秀チーズ職人、ファビアン・デグレがご案内。

フランスのロワール地方にあるル・マンの3代続くチーズ屋に生まれた私は、チーズを主食(!)に育ちました。フランスにはどんな小さな街にもフロマジュリーと呼ばれるチーズ屋があり、老若男女を問わずチーズを日常的に買い求めます。スーツを着たビジネスマンが仕事帰りに立ち寄って、店主と会話を楽しみ、試食を繰り返しながら、その夜、あるいは週末に家族や友人たちと楽しむチーズを選ぶのです。日常食べるのは、地元産を中心としたフランス産のチーズ。小さなフロマジュリーには外国産のチーズはほとんどありません。

だから来日したとき、とても驚きました。デパートにはフランスはもちろん、イタリア、スイス、オランダ、スペインなど各国のチーズが並び、最近では魅力的な日本のチーズも増えています。 日本酒とチーズの相性の素晴らしさを来日してすぐに経験したのも、衝撃的でした。

レストランではコースのメイン料理の後にチーズ、デザートと続くので、チーズは食後に楽しむものと思っている方も多いようです。でも私のおすすめは食前にアペリティフとして、そのチーズに最高に合うドリンクと一緒につまむこと。

週末に、いいえ、毎晩でも!

GENUIN の読者に向けて、自宅で気軽に楽しめる季節のチーズ&ドリンクのペアリングをご紹介していきたいと思います。

photography by Miki Mana
text by Toshie Fujino

案内人
ファビアン・ デグレ(Fabien Degoulet)

フランスのル・マン出身。実家はマルシェでチーズ店を営む。2008年、INALCOの日本語専門学校卒業。2008年に来日し、フェルミエに入社。渋谷店勤務、同店店長を経て2014年からフェルミエ商品開発部。2013年6月サントモール ド トゥレーヌ騎士の会 名誉シュヴァリエ。2015年6月モンディアル デュ フロマージュ コンクールで優勝。世界最優秀フロマジェに選ばれる。故郷ロワールのチーズとワインをこよなく愛しながら、日本酒とチーズのペアリングの素晴らしさも発信。


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