浅草オトナの飲み歩きのススメ

連載4回目、今回はちょっと趣向を変えて、知る人ぞ知る浅草の魅力的な老舗飲み屋さんをniŭさんと巡りながら、おなかも心も満たされるオトナの飲み歩きをリポートします。

「本当においしいと思えるお酒と食べ物の世界を旅することが、大好き」というniŭさん。

しかし最近は以前よりお酒が(少し)弱くなったこともあり、徐々に飲み方も変わってきたといいます。複数で飲むならワイワイとおいしいものを囲んで。ひとりのときは音楽の好みが合う店主さんとまったり飲みながら、レコードを聴きつつ音楽談議に花を咲かせる……。飲むお酒も銘柄も徐々に固定してきて、体に合っていると思う日本酒か焼酎、泡盛が主流だとか。

そんなniŭさんに、今回の取材ではひとり飲み、ワイワイ飲みの中間点、「2~4人で行っても、ひとり飲みでも楽しめる」GENUIN読者におすすめしたい大人のためのお店に、行っていただきました。その舞台は浅草。

かつては東京随一の繁華街として栄えた街、浅草。今なお息づく江戸っ子文化にスカイツリーの登場も手伝い、現在は不動の観光スポットとして賑わいをみせています。しかし、浅草をぐるりと一周してみると、その楽しみ方は観光だけではないことに気づきます。

旅行客であふれる通りを少し外れると、そこには下町の雰囲気を残した赤ちょうちんのお店がずらり。そして、軒先に設置されたテーブルでは、大人たちが昼夜関係なく、なんとも楽しそうにお酒を酌み交わしているのです。

お店のご主人や仲間と語らいながらワイワイ飲む人もいれば、つまみ片手にひとりでのんびり、という人も。飲み方は人それぞれですが、そこには確かに、どこか懐かしい心地のよい時間が流れています。浅草という街が、歴史はあっても、気取ることなく私たちを迎えてくれるからこそ、本当にリラックスした状態で身を委ねられるのかもしれません。

そして、そうした等身大の自分に戻れる、つかの間の時間が、不思議と明日へのエネルギーにつながったりもするんですよね。だからといっては何ですが、「たまには明るいうちから浅草で一杯!」なんて日があってもいいと思うんです。

今回は、そんな「大人に優しい街」浅草の中でも、特におすすめしたいお店を飲み歩きながらご紹介したいと思います。

1軒目は浅草六区通りの『捕鯨船(ほげいせん)』
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