第3回 ミニベロ × 石井正則
大人の毎日に、小さな冒険を。スマートでスタイリッシュな頼れる相棒

夢中で楽しめる「趣味」と出合い、その世界を深めながら、趣味をライフスタイルの一部として豊かな生活を謳歌する人生の達人たちを紹介する本連載。アーティストでモデルのniŭさんが、達人たちの趣味の現場をリポートします。第3回のキーワードは、「自分仕様のミニベロと」、「ポタリングのリズムで」、「日常を、ちょっと特別な毎日に」

石井さんが「自転車を買おう」と思いたったのは、電車で移動するにもタクシーを拾うにも不便な場所に住んでいた、15年ほど前のこと。

偶然、雑誌の自転車特集を見てタイヤの小さな自転車にひかれ、1台目を購入。以来、通うようになった自転車屋さんで、すっかりミニベロ(タイヤが20インチ以内の小さな自転車。ベロ=フランス語で自転車のこと)の魅力にはまり、すでに十数台を購入。

「ロードバイクは車にたとえると、F1レーサーの乗る車を公道で乗るようなもの。ミニベロはミニクーパーを選ぶのに似ていますね。小さくて、モノとして所有する喜びがある。ミニベロにはスピードの出るものやマウンテンバイクタイプのものもありますが、特徴的なのは"ポタリング(自転車やバイクでの気ままな散歩)"を気軽に楽しむことができる自転車だということです。世の中には『喫茶店を見かけるとつい入っちゃう病気』というやつがあるんですが...(笑)小回りが利くので気になる路地があると、面白いお店がないかなぁ、ってついつい探索しに行っちゃいますね。ロードバイクならスピードが出すぎて見すごしちゃうかもしれないような小さな発見が、日々の楽しみです」

玄人並みのご趣味でもある写真の撮影旅行のときにも、ミニベロは頼りになるのだとか。

「前後にアタッチメントを付けてカメラや三脚を載せて...サスペンションもしっかりしているので案外大丈夫なんですよ。Pentax67とか8×10とか、重い機材もミニベロで運んじゃいます。運ぶために軽くて丈夫な三脚を探したり、軽量化を目指して冠布(かんぷ。撮影用時にピントを合わせるためにかぶる布)を自作したり...」

こだわり派で、そんな工夫そのものを楽しんでしまっている石井さん。愛用のミニベロのうち1台をご持参いただき、たっぷりお話を伺いました。

ミニベロは英国紳士が乗る自転車 !?
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